井戸はメンテナンスが必要です

井戸により程度の差はありますが、どのような井戸でも、使用するにつれて井戸底に砂や泥などが堆積したり、井戸が目詰まりし始め、しだいに湧出能力の低下-揚水水位の低下-を引き起こします。
水中ポンプについても、各部の摩耗や目詰まり、モータの劣化などが進み、揚水能力が低下します。

これらを放っておくと、状態は悪くなる一方で、回復させることは容易ではありません。
しかし、井戸やポンプの状態に応じた改修工事を行えば、性能をリフレッシュさせ、井戸の寿命を延ばすことができます。

井戸の能力が低下する症状はさまざまで、それぞれに合ったメンテナンス工法があります。

当社は、井戸とポンプの状態を的確にとらえ、無駄のない工法をご提案します

現状で問題が発生しているか否かにかかわらず、お気軽にご相談ください。

井戸が性能低下を起こす主な要因

井戸の性能は、周辺の地質から合わさった井戸の湧出能力と、水中ポンプの揚水能力から構成されます。

性能低下を引き起こす要因は井戸とポンプどちらにもあって、複合的に揚水状態の異常やトラブルを引き起こします。

井戸やポンプの能力低下による影響は、単に揚水状態の異常だけにとどまりません。
例えば、ポンプの揚水能力が低下すると揚水時の流量が減少するため、以前と同じ水量を得ようとしても、ポンプの稼働時間が長くなります。

その一方で時間当たりの消費電力は以前と大きくは変わらないため、 運用コストがしだいに大きくなります

井戸のトラブル

運転状況に見られる症状

・揚水量が減少した

・砂が出るようになった。

・水質が悪化した。

・揚水状態が不安定になった。

・水中ポンプが異常停止する。

井戸の性能低下を引き起こす主な要因

・水中ポンプ(摩耗、目詰まり、モーターの劣化等)

・揚水管(腐食、目詰まり)

・井戸管(腐食、破損)

・砂や砂利の流入堆積

スケールの付着

井戸の目詰まり

揚水水位の低下

改修工事のタイミングは?

改修工事のうち、揚水ポンプについては、ポンプ全揚程の低下、
モータの絶縁抵抗値の低下、設置年数などを基準に交換することが
一般的です。

一方、井戸本体については、井戸の症状に合わせた各種の改修工法があり、
これをどのようなタイミングで行うかが井戸の寿命を左右する
重要なポイントになります。

井戸のメンテナンス方法

改修工事の目的の多くは大別すると次の2つの目的があります

1.井戸洗浄による目詰り除去

2.井戸破損補修

  • 1. 井戸洗浄による目詰り除去

井戸の状態やケーシングパイプの腐食状態の程度により、工法を段階的に
使い分けて選択します。

ブラッシング洗浄

ケーシング内径に合わせて円形のワイヤブラシまたは、ナイロンブラシを上下させることにより、スクリーン及びケーシング内部の付着物を除去します

埋没浚渫(エアリフト工法)

リフト管を井底まで降下させ設置し、地上よりエアコンプレッサで圧縮空気を送る。送られた空気は、リフト管先端部付近の土砂や砂利、スケールを巻き込み地上に噴出する。この工法は井戸内に充填砂利などが多量流入している場合に有効です。

2. 井戸破損補修(2重ケーシング工事)

長期にわたり使用されている井戸を二重ケーシング管設置で長寿命化

腐食や劣化、破損した井戸も、二重ケーシング管を設置することで再生・長寿命化
が可能です。

二重ケーシング管設置は井戸を新たに掘り直すのではなく、既設井戸をそのまま
使用できるメリットがあり、設置後のメンテナンスも容易に行えます。それが結果として
井戸の長寿命化に繋がります。

20年~30年以上経過した井戸は、ケーシング管、スクリーン管の経年使用により
老朽化し、破損や崩壊が懸念されており、早急に二重ケーシング管を設置することが
望ましいです。

二重ケーシング管設置工事

破損等が軽度~中程度の場合や、丸穴巻線スクリーンの巻線のみが腐食、
継手部分が一部腐食している場合は、そのほとんどが二重ケーシング管の設置で
対応が可能です。
二重管設置を行う事は既設井戸をそのまま使用できるメリットがあり、

設置後のメンテナンスも容易に行えますので、結果として井戸の長寿命化に繋がります。

なぜ二重ケーシングをするのか?

井戸の経年使用でストレーナの劣化や腐食が進行してしまうと、井戸の破損の恐れから、
洗浄を行うことができません。
洗浄ができなければ、ストレーナの目詰まりが解消せず、水の出が悪くなった井戸は
使えなくなってしまいます。
そんなとき、二重ケーシング(内挿管)を入れることで洗浄が可能になります。
その結果、井戸の長寿命化に繋がります。

各種ポンプ設備工事

井戸には必ず水中ポンプやポンプ設備を設置します。このポンプ設備には、
定期的なメンテナンスや部品交換が必要となります。また、材質にもよりますが、
経年により揚水管も劣化・腐食が生じることから、定期的なメンテナンスや交換が
必要となります。

ポンプ設備のメンテナンス・交換作業風景

既設揚水管を引き揚げます。

長年使用した揚水管やポンプには、大量のスケールが付着し、劣化が目立ちます。

既設揚水管を引き揚げが完了したところに、新しい水中ポンプを設置します。

除鉄・除マンガン装置について

井戸水や地下水などには、「カナケ」と言われる鉄やマンガンを多く含む水
があります。
いなみ野地域では、このような水質の地下水が得られることが多いです。

我々はご提案として、イオン交換樹脂法を採用しております。
イオン交換樹脂は、特定のイオンと選択的に結合する性質を持っています。
鉄やマンガンなどのイオンが樹脂に吸着されることで、水中のこれらの成分
が除去される装置です。特徴としては、鉄やマンガンだけでなく、硬度成分(カルシウムやマグネシウム)も除去できるため、軟水化が可能です。

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